【プロがデータと25年の実感で語る】足立区の治安は本当に悪い？

Contents

はじめに

こんにちは！足立区の不動産専門家、
センチュリー21アイリンクスの飯島です。

実は私、生まれは隣の葛飾区ですが、
27歳の時から足立区に住み始め、今年で25年になります。

四半世紀、この街で暮らし、
子育てをしてきましたが、

正直なところ、世間？テレビ？で言われるほど
「治安が悪い」と感じたことはありません。

むしろ、テレビのお笑い話などで語られる
古いイメージが先行してしまっているだけで、現実は違います。

この記事では、私の25年間の住んできた率直な実感と、
客観的なデータを元に、

足立区の治安の「本当の姿」と、
それを踏まえた賢い物件選びのポイントを、
どこよりもリアルに解説します。

まず、最も重要な事実からお伝えします。

足立区の公式サイトが発表しているデータによると、
区内の刑法犯認知件数は、ピーク時だった2001年から、
令和5年（2023年）までの間に約77.4%も減少し、4分の1以下になっています
（出典：足立区公式サイト「ワケあり区、足立区。」）

これは、単に犯罪が減ったというだけでなく、
23区の中で最も高いレベルで治安が改善されていることを示す、
客観的な証拠となります。

この驚異的な改善の背景には、
区が長年続けてきた

「ビューティフル・ウィンドウズ運動」
（街の落書きを消し、花を植えるなど、
街を美しく保つことで犯罪の起きにくい環境を作る活動）や、

防犯カメラの大幅な増設、
地域ボランティアによる青色防犯パトロールカー（通称：青パト）の
活発な巡回といった、地道で具体的な取り組みがあります。

データだけでなく、私が肌で感じてきた「リアルな足立区の魅力」は、むしろテレビでは語られない、日々の暮らしの中にあります。

これは本当に実感します。
質の良い商品を扱うスーパーが多く、価格競争も盛んなため、
日々の食費を大きく抑えることができます。これは家計にとって、非常に大きなメリットです。

区画整理されたエリアが多く、23区内としては道が比較的広いため、
車の運転やベーカーでの移動がとても楽です。
そして、舎人公園をはじめ、子どもがのびのびと遊べる大小の公園が本当にたくさんあります。

JR常磐線、東武スカイツリーライン、東京メトロ千代田線・日比谷線、
つくばエクスプレス、舎人ライナーと、
実に多様な路線が利用でき、都心の主要駅へも30分程度でアクセスできる場所がほとんどです。

この「物価の安さ」「道の広さ」「公園の多さ」「交通の便」
この4拍子が揃っているからこそ、「とても住みやすい」と、自信を持って言えている部分なのです。

もちろん、区全体の犯罪が減ったと言われても、
「自分の住む場所は本当に安全なのか」が一番気になるところですよね。

そこで、プロが実践している、
より安全なエリアを見極めるための3つの視点をご紹介します。

「再開発されたエリア」に注目する

北千住、西新井、竹ノ塚、綾瀬といった主要駅の駅前は、
近年、大規模な再開発が行われました。
道路が広く整備され、街灯も明るく、夜でも人通りが多いため、
非常に犯罪が起きにくい環境になっています。
「新しい街並み」を選ぶ

舎人ライナー沿線や、つくばエクスプレスの六町駅周辺などは、
計画的に開発された新しい街です。
新しい住民が多く、地域の防犯意識も高いため、
街全体がクリーンで落ち着いた雰囲気に包まれています。
「夜の顔」を必ず確認する

これは足立区に限りませんが、日中は活気のある商店街も、
夜になると雰囲気が変わることがあります。
必ず、ご自身の目で駅からの帰り道を歩いてみて、街灯の明るさや人通り、
そして「自分が安心して歩けるか」を肌で感じることが重要です。