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決めきれないまま話をする、という進め方について
不動産を売却するかどうかを考え始めたとき、
まだ売ると決めたわけではないのに、不動産会社に相談していいのだろうか。
そう感じる方は少なくありません。
実際のご相談でも、
売却の意思が固まっていない段階で連絡をいただくことは珍しくなく、
その状態から話を整理していくケースは多くあります。
売却を決めてから相談するのではなく、
迷いがある段階で一度話をする。
それ自体は特別なことではありません。
なぜ「決めてから相談しよう」と考えてしまうのか
不動産会社に対して、
売却前提で話が進んでしまうのではないか。
一度話したら断りづらくなるのではないか。
家族の意見がまとまっていない状態で相談していいのか。
こうした不安を感じる方は多いものです。
そのため、
もう少し考えてからにしよう。
家族と話がまとまってから相談しよう。
と、判断を先送りにしてしまいがちになります。
ただ実務上は、
この「決めきれていない期間」に整理をしておくかどうかで、
売却の進み方が大きく変わることがあります。
決心してから動くと、途中で迷いが出やすい理由
売却を決断し、
広告掲載や内見対応が始まった段階で、
気持ちが追いつかなくなるケースをよく見かけます。
ネットに掲載されたあと。
内見が入り始めたころ。
買主の住宅ローン審査が進んだ段階。
このあたりで、
本当に今でよかったのだろうか。
もう少し住み続ける選択もあったのではないか。
と、迷いが出てくることがあります。
これは判断力の問題ではありません。
売却という出来事が、急に現実として立ち上がるためです。
引越しのこと。
仮住まいのこと。
生活環境が変わること。
思ったように売れなかった場合の想定。
こうしたことをまとめて考えることになり、
途中で気持ちがブレーキをかけてしまうのです。
当社が「すぐに売らない進め方」を取っている理由
当社では、
最初から売り出しを前提に話を進めることはしていません。
売却は、
気持ちの整理が追いついた状態で進めた方が、
結果的にトラブルが少ないからです。
そのため、
売却が決まるまでは今のお住まいに住み続ける。
いきなりネット広告を出さない。
進む段階ごとに意思を確認する。
こうした進め方を基本にしています。
ご相談の結果、
今回は見送るという判断になることもありますが、
それも選択肢のひとつだと考えています。
相場だけを知りたいという相談について
自分の家がいくらくらいで売れるのか。
相場だけを知りたい。
そのようなご相談もあります。
ただ当社では、
価格だけをお伝えして終わる形は取っていません。
数字だけを見ると、
その後の判断に迷われる方が多いためです。
その価格で売る意味はあるのか。
今なのか、少し先なのか。
ご家族の状況と合っているのか。
こうした点まで整理したうえで、
初めて数字が判断材料になります。
次のような状態であれば、売却はまだ相談段階で十分です
売るかどうか、まだ決めきれていない。
価格は気になるものの、生活が大きく変わることに不安がある。
家族の理解が得られるか分からず、判断に迷っている。
今すぐ動くべきか、それとも様子を見るべきか決めきれない。
これらは、
売却を考え始めたときに自然に出てくる迷いです。
無理に結論を出す必要はありません。
順番に整理していけば問題ありません。
不動産売却で大切なのは、早さではなく納得
不動産売却は、
早く決めた人が正解、というものではありません。
最終的に大切なのは、
自分なりに納得して判断できたかどうかです。
迷いがある段階で一度立ち止まり、
第三者と状況を整理する時間を持つことは、
結果的に遠回りではなく、
安全な進め方になることもあります。
最後に
まだ決めていないから相談するのは違う気がする。
そう感じている方ほど、
実は相談のタイミングとしては適しています。
売るかどうかを含めて、
どう考えるのが無理のない選択なのか。
その整理から一緒に行う、という立場でお話ししています。
今すぐ売るわけではないが、
一度整理しておきたい。
そのような段階でしたら、
下記のフォームからご相談ください。
売却を前提としない形で、
状況を伺います。