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はじめに
「もし、買った家に雨漏りやシロアリが見つかったら…?」
中古物件の購入を検討する際、多くの方がこの様な不安を感じています。
デザインや立地が気に入っても、
目に見えない部分に欠陥(不具合)が隠れていたら、
後から高額な修繕費用がかかってしまうかもしれません。
こんにちは!下町エリアの不動産に強い、
センチュリー21アイリンクスの飯島です。
今回は、そんな購入後のトラブルで後悔しないために、
「売主ごとの保証の違い」と「購入前にできる最善の対策」について、
プロの視点から徹底解説します。
「保証」の基本:知っておきたい“契約不適合責任”
まず、中古物件の保証を理解する上で欠かせないのが
「契約不適合責任」という法律です。
これは、
「契約書に書かれた内容と違うもの(物件)を引き渡した場合、売主が買主に対して負うべき責任」
のことで、
2020年4月から、以前の「瑕疵担保責任」という名称から変わりました。
この責任が、購入後の不具合からあなたを守るための重要な盾となります。
そして、この責任の期間や内容は、「誰から買うか」によっても大きく異なるのです。
売主は誰?2つのパターンと保証の違い
不動産の売主は、
大きく分けて「一般の個人」か「不動産業者(宅建業者)」
の2パターンしかありません。
1. 売主が「一般の個人」の場合
- 契約不適合責任の期間: 引き渡しから3ヶ月程度が一般的。
場合によっては、双方の合意の上で**「責任を一切負わない(免責)」**という契約も可能です。 - 特徴: 保証期間が非常に短い、あるいは全くない可能性があるため、買主にとってはリスクが高い取引と言えます。
2. 売主が「不動産業者(宅建業者)」の場合
- 契約不適合責任の期間: 最低でも2年間。
法律(宅地建物取引業法)で、不動産業者は2年未満の保証期間を設定することが禁止されています。 - 特徴: 国が、知識の少ない一般消費者を守るために定めたルールです。
最低2年間の保証があるため、個人から買うよりもはるかに安心感が高いと言えます。
【最善の対策】保証だけに頼らない「ホームインスペクション」
「じゃあ、売主が不動産業者の物件だけ探せば安心だね」
そう思われるかもしれませんが、
プロとしては「それだけでは不十分です」とお答えします。
保証はあくまで「何かあった後」の保険です。
本当に後悔しないためには、
「何かある可能性を、契約前に知っておく」ことが何よりも重要です。
そのための最善の対策が、「ホームインスペクション(建物状況調査)」です。
専門の資格を持った第三者が、
雨漏り、シロアリの害、建物の傾き、給排水管の故障といった、
目に見えない部分の劣化状況や不具合の可能性を、契約前に徹底的に調査します。
これにより、購入の最終判断を、安心して行うことができるのです。
売主が誰か、どうやって知るの?
新築戸建ての売主は不動産業者ですが、
中古戸建てや中古マンションの場合、
売主が個人か不動産業者かを見分けるのは簡単ではありません。
しかし、ご安心ください。
私たちのような仲介会社にご相談いただければ、
その物件の売主が誰なのかは、ほぼ100%お調べすることができます。
「この物件、売主はどっちだろう?」
「できれば、保証が手厚い不動産業者が売主の物件がいいな」
そんなご要望がありましたら、
どんな物件でもお気軽にお問い合わせください。
まとめ
後悔しない中古物件選びの秘訣は、
- 売主が「個人」か「不動産業者」かを知り、保証内容の違いを理解すること。
- 保証だけに頼らず、購入前に「ホームインスペクション」を実施すること。
この2点に尽きます。
そして、その両方を的確にサポートできるのが、
私たち地域密着の不動産のプロです。
足立区の中古戸建て・中古マンション探しのより詳しい情報は、
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